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音楽物書き

加藤 浩子

Hiroko Kato

東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業、同大学院博士課程満期退学(音楽史専攻)。音楽物書き。主にバッハを中心とする古楽およびオペラについて執筆、講演活動を行う。オンライン講演会も多数。また欧米の劇場や作曲家ゆかりの地をめぐるツアーの企画同行も行い、バッハゆかりの地を巡る「バッハへの旅」は20年を超えるロングセラー。著書に『今夜はオペラ!』『ようこそオペラ』『バッハへの旅』『バッハ』『黄金の翼=ジュゼッペ・ヴェルディ』『ヴェルディ』『オペラでわかるヨーロッパ史』『音楽で楽しむ名画』『オペラで楽しむヨーロッパ史』など。最新刊は『16人16曲でわかる オペラの歴史』(平凡社新書)。
Biography
記憶にある最初の写真は、バス停の土台の丸い石に腰かけて本を読んでいる写真。とにかく本が好きでした。その後、小学校の高学年くらいになってクラシック音楽も好きになりました。
本と音楽が好きならどんな仕事ができるだろう?と考えてみたら、両親に連れて行ってもらったコンサートのプログラムに、「音楽評論家」という肩書の方が文章を書いていました。

これだ!と思って、小学校の卒業文集に書いた将来の夢は「音楽評論家」。
なんとかかんとか、それに近い仕事をするようになって〇〇年になります。
「評論」はほとんど書いていませんが、クラシック音楽、オペラ、

その周辺について文章を書くのがメインの仕事なので、「音楽物書き」と名乗らせていただいています。それ以外にも、音楽やオペラについて、講演や講座でお話をしたり、オペラハウスや作曲家の故地を訪ねる音楽ツアーの企画同行もしています。

今一番興味を持っているのは、オペラや音楽と、他の芸術や歴史との関わりです。どんな芸術も単独では存在しないし、時代の流れと無関係ではありません。そこを掘り下げ、あるいは繋ぐことで、これまで見えなかった風景が見えてくるのが愉しいのです。
「芸術と時代」をテーマに、物語を紡ぐことがいまの目標です。

好きな作曲家はバッハとヴェルディ。無人島に持っていきたい一枚は、トーマス・ヘンゲルブロック指揮のバッハ《ロ短調ミサ曲》。注目している演奏家は、指揮者のテオドール・クルレンツィスです。