2023.10.30
鈴木優人指揮バッハ・コレギウム・ジャパン 《魔笛》 事前解説付き鑑賞会
鈴木優人指揮バッハ・コレギウム・ジャパン《魔笛》(新制作)
事前解説付き鑑賞会のご案内
《魔笛》は、モーツァルトの、いえ、すべてのオペラの中でも屈指の傑作であり、大人気作です。
おとぎ話まじりのお話はミステリアスですが、なんと言っても音楽が最高。次から次へとヒットメロディが飛び出します。そのメロディのわかりやすくキャッチーなことは、まるで現代のヒットミュージカルのよう。王侯貴族のためではなく、一般庶民のために書かれた《魔笛》は、モーツアルト初のミュージカルと言っていい作品でした。
公演があれば、まず完売は間違いなしの《魔笛》ですが、今回の公演はとびきり魅力的です。今をときめく演奏家と、現代を代表する芸術家が顔を揃えるからです。
指揮は、近年大人気の鈴木優人さん。バッハを得意とする指揮者・オルガニストの鈴木雅明氏のご子息ですが、古典から現代まで、演奏からプロデュースまでとそのマルチな活躍ぶりは誰もが認めるところ。親しみやすいお人柄も人気の理由です。その優人マエストロが指揮するのは、お父上が創設した日本を代表する古楽オーケストラ、バッハ・コレギウム・ジャパン。古楽器が奏でるモーツァルトのヴィヴィッドな響きは、目から鱗の感動ものです。
歌手がまた素晴らしい。夜の女王にモルガーヌ・ヘイズさん、タミーノにイルカー・アルカユーレックさんという注目の若手お二人を海外から招聘する上に、日本勢がまた豪華。日本を代表するスター・ソプラノ森麻季さん、華のある若手大型バリトン大西宇宙さん、ウィーンを拠点に大活躍の名手、平野和さん、新世代のスター、森野美咲さんと粒揃いです。
そして注目が、千住博さんの舞台美術。千住さんはご存知の通り日本を代表する画家ですが、実はオペラの舞台美術も手がけており、故佐藤しのぶさんが主演した《夕鶴》の、叙情美に富んだ舞台美術は大きな話題になりました。メルヘン・オペラでどんな千住マジックを見せてくれるか、期待が高まります。NY育ちの演出家飯塚励生さんの、センスのいい舞台も大いに楽しみです。
会場となるめぐろパーシモンホールは、客席数およそ1000の贅沢な劇場。モーツァルトの時代とあまり変わらないキャパシティの劇場で、一流のアーティストの競演を身近で体験する快楽を、ぜひ。
日時:2024年2月25日(日)
参加費:24000円(事前解説、S席チケット込み)
定員:30名
最少催行人数:10名(10名以下の場合は実施致しません)
公演サイト
https://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/24_diezauberflote/
懇親会のお知らせ
終演後、ご希望者による懇親会をホール近辺のレストランで開催します。公演の余韻を語り合いましょう!ひょっとしたら、サプライズがあるかもしれません???